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Oxford

< 素材 コットンオックスフォードについて >

新潟県の栃尾(とちお)で生産されたオックスフォードです。 経(タテ)糸に50番手の糸を2本引き揃え、緯(ヨコ)糸には倍以上の太さ10番手の糸を1本、交互に緻密に打ち込んでいます。 織り組織の関係上、ふくらみがあり、柔らかい平滑な感触と美しい光沢があります。糸と糸の接地点も多いことで、通気性に富み、快適性もあります。 ふくらみを感じる生地を作る上で重要な「糸」。紡績の段階では、不均一で自然なムラ糸になるように紡ぎました。そうすることで自然な凹凸が生まれ、織り上げた時に膨らみのある表情として表れます。 経糸と緯糸で紡績する方法が異なります。その2種類のテイストを組み合わせています。

栃尾の織物

新潟県のほぼ中央に位置する栃尾(とちお)は、自然豊かな日本の風景を多く残しています。 栃尾地区の人口は約1万6000人と高齢化、過疎化が進んでいる地域ですが、稲の成長とともに季節を感じ、仕事帰りには満点の星空を星を見上げる。忘れかけていた日本の日常がここにはあります。 「日常」に密接に関わってきた仕事の一つに繊維産業があります。 栃尾織物の歴史は古く、今なお生活と共に受け継がれています。綺麗な雪解け水、自然の力を借りながら、雪深い栃尾の冬仕事として織物が盛んになりました。 栃尾の織物には日常の温もりを感じる。雪国人としての真面目さ、根気強さがその生地の表情に表れています。